優勝戦1号艇を手にしたのは峰竜太（佐賀）。1･2･1･2･2･3･1着のオール3連対で勝ち上がってきた。今年ここまで9優出0Vと苦戦ぎみだった峰が、待望の今年初Vに王手だ。峰にとって丸亀は2017年オーシャンカップでSG初Vを飾り、2020年には丸亀周年でも優勝している好相性水面。当地3回目の記念レース制覇を狙う。峰は現在賞金ランキング11位。ここで優勝すれば一気に6位あたりまで浮上できるだけに負けられない一戦だ。

　2号艇は重成一人（香川）。地元の大黒柱が予選2位の快走を見せ、準優1号艇できっちり逃げ切って優勝戦へ勝ち上がってきた。記念レース優出は昨年7月の津G2全国ボートレース甲子園以来で約1年4カ月ぶりだ。丸亀周年は2007年と2009年にV歴。16年ぶり3回目の優勝を狙う。重成は現在賞金ランキング78位だが、もし優勝すれば40位台まで急上昇してグランプリシリーズ出場権が見えてくる。

　3号艇は吉田拡郎（岡山）。今節もしっかり丸亀巧者ぶりを見せてきた。丸亀周年は2023年（優出3着）と2024年（優出5着）に続いて3年連続優出だ。当地では2012年のMB大賞と2014年のオーシャンカップで優勝歴。3つ目の丸亀記念タイトルを取りにいく。なお吉田は賞金ランキングが現在26位で、ここで優勝すれば13位あたりまで浮上できる計算。11年ぶり2回目のグランプリ出場へチャンスを広げたい。

　4号艇は岡崎恭裕（福岡）。準優では2号艇でピット離れで後手を踏んで6コース回りとなったが、単騎ガマシで鋭く攻めて2着取りの好走。今節ここまで7走で展示一番時計4本と軽快な舟足が光っている。優勝戦4号艇で勝ち切るチャンスは十分だろう。記念レース優出は昨年1月の江戸川MB大賞以来で約1年10カ月ぶりと久々。勢いそのままに頂点を狙う。

　5号艇は地元の森高一真（香川）。4月のマスターズチャンピオン優勝以来となる約7カ月ぶりの記念優出を果たした。丸亀周年は2011年と2019年にV歴。6年ぶり3回目の優勝をめざして優勝戦5号艇でどんな攻めを見せるのか。森高は現在賞金ランキング39位。グランプリ出場ボーダーまでは1300万円ほどの大きな差があるが、ここで優勝賞金1200万円を手にすれば一気に射程圏に入ってくる。

　6号艇は白井英治（山口）。1月の常滑BBCトーナメント（優出2着）と8月の若松ボートレースメモリアル（優勝）に続く今年3回目の記念優出だ。丸亀記念レースはこれまで7回優出しているがまだ優勝はないだけに、今度こそ当地記念初Vを果たしたい。なお白井は賞金ランキング10位につけているが、このあとF休みがあるためSGチャレンジカップには出場できない状況。ここで少しでも大きな賞金を上積みしておきたい。