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津水面の特徴 津水面の特徴

高橋亮考『中日スポーツ』

津水面の特徴

①インは過信禁物
向かい風の強まる冬~春は捲りが利く、そんなイメージを持つだろうが意外なことに夏場のほうがイン戦は苦戦する傾向にある。最近の異常気象により気温は40℃近く上がり、調整の範囲を超えていることもあるだろうが、冬場は安定板が付くときがほとんど。そのためインの単勝率は上がるのだ。秋口までは過信できないかも?

②外マークの差しに注目
勝率が下がるインに反比例して、5コースの勝率が他の季節よりも上がっているのが夏の特徴。これはセンター勢の仕掛けに乗って差しが決まることを意味している。住之江や多摩川のような硬い水質ではなく、汽水という海水と淡水が入り混じった水面。硬すぎず引き波を越えやすいため、展開に恵まれての突き抜けが多々ある。穴が飛び出す典型的なパターンだ。

③6コースでも勝負になる
「津の6コースは遠い」と言う選手はいるが、サイズ的にはそこまで広いわけではない。選手によっては「どこからでも可能性はある水面」とも言うし、チルト3度もそれなりに威力を発揮する。その昔、「カマシの津」と呼ばれた時もあったと聞く。その名残は今の時代にも根付いているのか。伸びる選手は積極的に狙うのはありだろう。

④風速3m以下なら最高に乗りやすくスピードターンが威力発揮
風による中止順延が多いものの、無風、微風の時の津は最高に乗りやすくなる。汽水のため波は越えやすく、満干によるうねりが入ってくることもない。いわゆる〝意外なアクシデント〟が少ないため、選手も思いきったレース展開を狙って行けるのだ。追い風、向かい風3m以下なら自然と本命サイドのレースが多くなるだろう。

⑤ピット離れは下がる選手をチェック
ピットから2Mまでの距離は106m。ピット離れの影響は結構受ける。展示で飛び出した選手に注目しがちだが、展示ピットと本番ピットは角度が変わるし、日差しを浴びやすい位置のためモーターが冷えにくい。そのため、展示で飛び出した選手が本番で不発というケースは良く見られる。逆に下がった選手は本番も下がり気味なのでこちらのほうに注意が必要だ。

津水面攻略

 追い風緩やかな例年の夏。だが最近はGWを過ぎても向かい風がかなり強めに吹きつけていた。追い風と決めつける前に水面状況チェックは必須。さすがに安定板がつくほどの向かい風が吹くとは思えないが、3m以下の向かい風ならイン有利を頭に入れておきたい。ただし、4、5mとなってくると様相は一変。一気にダッシュ勢が息を吹き返す。4カド、3カドが引き金になりアウト勢の連動が決まってくる。6コースは伸び仕様以外の選手が突き抜けるのは稀ではあるが、2、3着に絡んで高配当のケースは結構多い。

 主流の追い風だが、これも3m以下ならかなりインが利いてくる。ただし向かい風と一緒で4、5mになってくるとレースの流れが変わってくる。先マイを決めても思った以上に流れバックは1、2艇と差しが伸びてくる。ただでさえ2コースが旋回しやすい水面なのだから、差し切るケースが急増してくる。2コースが差し切るということは、バックでイン艇とラップの位置にいるのが3、4コースの選手。2Mで内有利に進めてイン艇を競り落としてしまうと、これまた高配当パターンが生まれてくる。この時期はダッシュ勢の捲りはよほどスタートで抜けないと難しい。

展示で注意したいのはスリット付近はもちろんだが、回り足の気配を注視。差せるかどうか、ここの見極めだ。幸いにもモニター上では1、2周目と展示の1Mをしっかりと角度良く見せてくれるのでわかりやすい。

風向き別1着率 集計:2025.5.1~2026.5.25/最近津1年

【追い風】出現率:59.7%

コース1着率2着率3着率
157.7%15.6%10.9%
213.8%28.9%21.4%
310.9%21.4%20.9%
410.0%17.0%18.8%
56.4%12.0%16.3%
62.2%2.2%11.8%

【向かい風】出現率:32.3%

コース1着率2着率3着率
158.6%14.8%7.8%
211.2%26.7%21.0%
312.2%21.5%20.7%
49.5%17.7%22.0%
57.7%13.1%16.8%
61.8%7.3%12.8%

【左横風】出現率:0.5%

コース1着率2着率3着率
157.1%14.3%7.1%
214.3%42.9%7.1%
37.7%23.1%23.1%
421.4%14.3%28.6%
50.0%7.1%28.6%
60.0%0.0%7.1%

【右横風】出現率:0.2%

コース1着率2着率3着率
180.0%0.0%20.0%
20.0%20.0%0.0%
320.0%0.0%40.0%
40.0%60.0%0.0%
50.0%25.0%25.0%
60.0%0.0%0.0%

【無風】出現率:7.1%

コース1着率2着率3着率
167.4%10.7%7.3%
210.7%31.5%16.3%
37.3%21.5%23.7%
46.2%20.5%20.5%
53.4%11.6%20.2%
65.1%5.7%13.7%

進入コース別成績 集計:2025.5.1~2026.5.25/最近津1年

コース1着率2着率3着率平均ST逃げ捲り捲り差し差し抜き恵まれ
158.2%14.8%8.5%0.151380回75回4回
212.5%28.2%18.8%0.1672回210回25回6回
311.3%21.2%21.0%0.1592回121回36回29回5回
49.6%17.3%20.9%0.16103回69回51回16回2回
56.5%12.1%18.5%0.1626回100回14回19回4回
61.9%6.3%12.5%0.189回24回8回7回0回

過去3年ルーキーシリーズのみの進入コース別成績 集計:津最近3年(計3節)ルーキーS 2023.3~2025.11

コース1着率2着率3着率平均ST逃げ捲り捲り差し差し抜き恵まれ
161.2%14.5%9.8%0.14126回5回0回
214.5%27.1%19.7%0.156回23回2回0回
39.9%22.0%21.0%0.146回8回6回1回0回
410.3%14.5%19.2%0.157回7回6回1回1回
54.8%11.2%16.7%0.161回6回1回1回1回
60.5%10.7%14.3%0.170回1回0回0回0回

GⅢイースタンヤング攻略アドバイス

ひと昔に比べて女子戦もそうだが、ルーキー戦もイン戦の上手さが進歩してきた。インが中心のオッズは多くなるだろうが、実力差が大きいのが大会の特徴。SGレベルの選手にGⅠで活躍を見せる強豪がいれば、A級にまだ手が届いていないこれからの選手たちもいる。モーター差に枠番、さらには大きな実力差を加味しなくてはならない。堅いイン、消えそうなイン。まずはここから始めることが賢明だ。女子でも高憧四季(大阪)などは舞台慣れしているだけに、軽く見るわけにはいかない。そして最も悩ましいのが格上の6号艇。さすがに標準レベルの足がなくては、どんな実力差があろうとも絡むのは難しい。1周タイムや展示タイムは必ず目を通しておきたい。

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