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ストーン SGボートレースオールスター
完全ガイド

SGボートレースオールスターの魅力

全国24のボートレース場では、1年間にそれぞれ180日~200日ほどの開催があり、レース数は年間5万4800あまりに及んでいる。
その一戦一戦に力を注いでいるレーサーは4月17日時点で1616名。その中には272名の女子レーサーも含まれており、ファンはその個性を認め熱い視線を送っているのだ。
そういう意味で、人気レーサーが集うボートレースオールスターには大きな意義がある。前回大会の優勝者などの特別枠もあるが、A1レーサーを対象にファンが投票によって選ぶ特別な大会である。

「強いから」「かっこいいから」「華やかだから」「面白いから」「好きだから」「もっと飛躍してほしいから」…。投票する理由に制限はない。
女子レーサーの選出枠は上限8名までとなっているが、いずれもファンのハートをつかんだ第一線レーサー52名が夢を乗せて水上を滑走することになるのだ。

大会は今年52回目。半世紀を超え営々と紡がれてきた歴史と伝統に、新たに1ページが加わる丸亀シリーズに注目したい。

注目選手と戦力分析

ファン投票によるシリーズゆえ、最も気になる投票上位者は次のとおりだ。

    装飾
  • 1位 毒島 誠 24,005票
  • 2位 峰 竜太 21,451票
  • 3位 西山 貴浩 19,504票
  • 4位 池田 浩二 18,364票
  • 5位 馬場 貴也 17,386票
  • 6位 茅原 悠紀 16,062票
  • 7位 菅 章哉 14,741票

昨年のグランプリ覇者であり年間MVPを獲得した毒島誠が、3年ぶり2度目のドリーム1号艇を手にしている。当然人気筆頭格となるだろう。

また、女子限定では以下のとおりだ。

    装飾
  • 1位 西橋 奈未 7,293票
    (総合14位)
  • 2位 浜田 亜理沙 7,278票
    (総合15位)
  • 3位 實森 美祐 5,718票
    (総合17位)
  • 4位 遠藤 エミ 5,656票
    (総合18位)
  • 5位 川井 萌 5,564票
    (総合19位)
  • 6位 平高 奈菜 5,556票
    (総合20位)
  • 7位 平山 智加 5,218票
    (総合22位)
  • 8位 清水 愛海 3,930票
    (総合27位)

女子8位の清水愛海はこのボートレースオールスターがSG初参戦。2025年前期、A1に初昇格した127期チャンプが大舞台でどんな走りをみせるのか、注目される。

フライング禍などもあり2024年12月の下関オールレディース優勝まで4年2カ月を要することになった山口のヒロインは、「自分は事故も多くて買いにくい選手だと思いますが、これからも一走一走全力でがんばります!」とファンに誓っている。
そんな果敢なレースぶりがレジェンド今村豊さんの目にとまり、「強豪男子相手にSG戦線でも対等のレースができる選手…」と太鼓判を押されるほどの実力の持ち主である。

1 5121 定松 勇樹 佐賀 2 5141 大澤 風葵 群馬 3 5084 末永 和也 佐賀
4 5075 中島 秀治 滋賀 5 5197 中野 仁照 愛知 6 5191 飛田 江己 埼玉
7 5142 常住  蓮 佐賀 8 5224 西岡 顕心 香川 9 5217 藤原 碧生 岡山
10 5163 清水 愛海 山口 11 5174 川井  萌 静岡 12 5226 藤田 俊祐 東京
1 5121 定松 勇樹 佐賀 2 5141 大澤 風葵 群馬
3 5084 末永 和也 佐賀 4 5075 中島 秀治 滋賀
5 5197 中野 仁照 愛知 6 5191 飛田 江己 埼玉
7 5142 常住  蓮 佐賀 8 5224 西岡 顕心 香川
9 5217 藤原 碧生 岡山 10 5163 清水 愛海 山口
11 5174 川井  萌 静岡 12 5226 藤田 俊祐 東京

2025年トップルーキー一覧

寄せられる期待の分だけ気持ちがこもるのは自然の理。そこで結果を出すことができればホンモノの力を身につけたといっていいだろう。アクシデントにもめげずスピードターンを磨いてきた2025年のトップルーキーに期待したい。

なお、大会参戦メンバー中、今年の優勝回数上位者(4月17日時点)は次のとおりだ。

守田俊介 V4

桐生順平 V3

毒島 誠 V3(内G1V2)

山田康二 V3(内G1V1)

菅 章哉 V3(内G1V1)

また、大会参戦メンバー中、今年のG1・SG優勝者(4月17日時点)は次のとおりだ。

宮地 元輝 
V1(1月下関周年記念)


山田 康二 
V1(1月江戸川周年記念)


茅原 悠紀 
V1(1月常滑BBCトーナメント)


井口 佳典 
V1(2月津東海地区選手権)


島村 隆幸 
V1(2月丸亀四国地区選手権)


土屋 智則 
V1(2月戸田関東地区選手権)


平高 奈菜 
V1(2月浜名湖スピードクイーンメモリアル)


末永 和也 
V1(3月唐津周年記念)


毒島  誠 
V2(3月尼崎周年記念・3月平和島周年記念)


磯部  誠 
V1(3月常滑周年記念)


佐藤隆太郎 
V1(3月若松ボートレースクラシック)


菅  章哉 
V1(4月津周年記念)


上條 暢嵩 
V1(4月住之江周年記念)


さらに、丸亀における過去5年間(2020年4月17日~2025年4月16日)の勝率上位選手も参考としたい。

峰 竜太(46走)
勝率9.11 2連対率71.7%


馬場貴也(41走)
勝率8.49 2連対率65.9%


前田将太(33走)
勝率8.24 2連対率69.7%


池田浩二(35走)
勝率8.11 2連対率57.1%


白井英治(78走)
勝率8.04 2連対率68.0%


茅原悠紀(25走)
勝率8.04 2連対率60.0%


吉田裕平(48走)
勝率8.02 2連対率62.5%

過去のデータから見るレース傾向

区分 全国1着率 丸亀1着率 全国2着率 丸亀2着率 全国3着率 丸亀3着率
1コース 55.5 57.5 17.4 17.4 8.9 7.6
2コース 13.7 13.6 25.3 25.8 18.4 18.5
3コース 12.4 12.2 21.8 21.1 20.3 19.6
4コース 10.5 9.4 17.1 17.2 20.4 22.5
5コース 6.0 5.6 12.4 11.8 18.2 17.0
6コース 1.9 1.7 6.2 7.0 14.1 15.0

過去1年間(2024年4月15日~2025年4月14日)のデータから分かるように、丸亀のコース別成績は全国平均とほぼ一緒。つまりボートレースの基本スタイルを体現する水面である。

なかでも、1コースの1着率(57.5%)が高めであること、また6コース3連対率も23.7%とやや高くなっている点は押さえておきたい。
3連対率が82.5%ある1コースは間違いなく予想の軸となる。

ちなみに、昨年夏に丸亀で開催されたSG第70回ボートレースメモリアルの1コース実績は1着率が56.9%で、3連対率は83.2%。6コース3連対率に至っては37.4%となっている。穴党ファンにとって、丸亀の6コース連絡みは“妙味アリ”とみていいだろう。

ところで、SG第70回ボートレースオールスターが開催される5月27日(火)から6月1日(日)の期間は満潮時刻がレース時間に重なることがなく、総じて潮位は低い。満潮による“乗りにくさ”を重く考える必要はないだろう。

むしろ、干潮時刻前後の潮の流れには注意したい。
干潮に向かう時には1マークから2マークに潮が流れる「向い潮」。干潮時刻を過ぎると2マーク側から潮が入ってくる「追い潮」となる。「追い潮」&「追い風」のコンディションになるとスタートが難しくなるため、スタート力のある選手や地元選手に有利になるとみることができる。

日にち 満潮 干潮 日没 潮名
第1日目 5月27日(火) 10:04 16:42 19:08 大潮
第2日目 5月28日(水) 10:42 17:24 19:08 大潮
第3日目 5月29日(木) 11:26 18:10 19:09 中潮
第4日目 5月30日(金) 12:17 18:59 19:10 中潮
準優勝日 5月31日(土) 13:15 19:51 19:10 中潮
優勝日 6月1日(日) 14:21 20:46 19:11 中潮