例年のように断然のエース機は存在せず上位機がエース級グループを形成しているが、その筆頭格に挙がるのがこの60号機だ。夏場にやや下降ムードも、9月戦で超抜パワーに仕上げた入海馨が「お化けモーター」と大絶賛。

7月に当地で開催された全国BR甲子園の丸野一樹から4連続で優出を果たし、お盆レースでは中村有裕がハイレベルのパワーを武器に自身約7年ぶりとなるVを飾った。9月に入ってからも船岡洋一郎が9戦6勝オール2連対でV。

5月の初おろしから常に上位クラスの仕上がりをキープする好素性モーター。軽快な行き足から伸びが最大の特徴だ。BR甲子園で優出(5着)の峰竜太が「このエンジンは峰竜太が認めるエース機」と太鼓判を押した。

こちらも初おろしからほぼすべてのシリーズで上位級のパワーを披露するエース級モーター。これまでV歴こそないものの、BR甲子園では秋元哲が悔しい準Vも予選首位から優勝戦1号艇の王道路線を突き進んだ。

5月の初おろしから6月にかけてはパワフルな出足でエース候補と称された。夏場を迎えて序盤ほどの爆発力に欠けていたものの、9月の城間盛渚がピットでも評判の快パワーに仕上げてデビュー初優出(6着)。

初おろしのオールレディースで西橋奈未が11戦8勝V。それ以降はVこそ飾っていないものの、伏兵陣を含めハイレベルな仕上がりが続いている。夏場は伸び寄りの気配を見せていたが、近況は出足や回り足がパワフルだ。

現行モーターはおなじみの中間整備で激変する場面が例年より少ないが、3回目の中間整備となった8月のギヤケース、キャブレタ交換で急上昇。直後に使用した藤原仙二、続く前田聖文は数字以上の好パワーを見せた。

こちらは6月の中間整備でギヤケース、キャリアボデーを交換。直後の柴田大輔やBR甲子園の上野真之介は数字以上のパワーを披露した。その後は鳴りを潜めた感もあったが、近況は軽快な仕上がりが明らかに復活のムードだ。