レース展望

 ボートレースびわこでは7月8日~13日まで「G2第7回全国ボートレース甲子園」が開催される。全国47都道府県の代表選手らが夏の湖都に集結。深紅の大優勝旗をかけて熱戦を繰り広げる。

 地元の滋賀支部からは3人が参戦。馬場貴也(京都府出身)、遠藤エミ(滋賀県出身)、丸野一樹(京都府出身)が頂点をめざす。

 馬場はびわこ記念レース通算9優出2Vの実績。2020年のびわこ周年と2022年の秩父宮妃記念杯で優勝している。しかしその後はなかなか勝ち切れておらず、2022年のびわこ周年は優出3着、2024年のびわこ周年も優出3着、2024年の秩父宮妃記念杯も優出3着などあと一歩で優勝を逃すケースが続いてきた。全国ボートレース甲子園では3つ目のびわこ記念タイトルをつかみ取りたい。

 遠藤は今年びわこを2節走り、1月のオールレディースでは優勝、5月のオールレディースでは優出2着と貫禄の走りを披露。全国ボートレース甲子園に向けて準備は万端だろう。遠藤はびわこ記念レースを過去11節走って1優出。準優出は6回あるものの、優出は2024年レディースオールスターの1回だけだ。甲子園ではV争いを沸かせて優勝戦まで勝ち上がりたい。

 丸野は6月の唐津周年で優勝するなど近況好調ムード。賞金ランキング11位につけており、3年ぶりのグランプリ出場が視野に入ってきた。びわこでは5月のGWレースで節間オール2連対の快走を見せて当地約2年ぶりの優勝を手にしたばかり。全国ボートレース甲子園では2019年びわこ周年でG1初Vを飾ったのに続く当地2つ目の記念タイトルを狙う。

 遠征勢ではまず峰竜太(佐賀県出身)に注目だ。は2020年に三国での全国ボートレース甲子園で優勝。今年は5年ぶりのタイトル奪還を狙う。5月の丸亀ボートレースオールスターで優出2着に入るなどリズムを上げてきただけに目が離せない。びわこでも2021年に周年記念で優勝するなど通算8優出5Vの好実績を誇っており、有力なV候補であることは間違いないだろう。

 篠崎元志(福岡県出身)はびわこ巧者。2011年のびわこ周年でG1初Vを飾り、近年も2023年のびわこ周年で優出2着、2024年のびわこ周年で優出2着と当地で好走が続いている。つい最近も5月のびわこ一般戦で優出2着に入ったばかりだ。篠崎は5月の丸亀ボートレースオールスターで約1年半ぶりのSG優出を果たすなど近況勢いを取り戻してきただけに注目だ。

 片岡雅裕(高知県出身)もびわこは思い出深い水面。2017年のびわこ周年でG1初Vを飾っている。また片岡は2023年に尼崎で行われた全国ボートレース甲子園の覇者。2大会ぶり2回目の優勝へ気合十分だろう。なお四国地区からはマスターズチャンピオン覇者の森高一真(香川県出身)、スピードクイーンメモリアル覇者の平高奈菜(愛媛県出身)、4月の津周年でG1初Vを飾って勢いに乗る菅章哉(徳島県出身)らも参戦。旋風を巻き起こすかもしれない。

 その他にも2022年に下関での全国ボートレース甲子園で優勝した深谷知博(静岡県出身)や、昨年10月にびわこG2秩父宮妃記念杯で優勝したばかりの吉田拡郎(岡山県出身)、びわこ周年でV歴がある池田浩二(愛知県出身)と山口剛(広島県出身)、全国ボートレース甲子園で優出3回をマークしている桐生順平(福島県出身)、A1級に復帰した濱野谷憲吾(東京都出身)など、全国各地から強豪が集結。果たして故郷の期待に応えて栄冠を手にするのは誰になるのか。

(データはすべて6月21日現在)

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