ピックアップレーサー記者コラム



滋賀支部を代表する女子トップレーサーは、2022年8月のプレミアムG1第36回レディースチャンピオン(丸亀)で優勝を飾り、記念タイトルホルダーの仲間入りを果たしている。以降、クイーンズクライマックスやスピードクイーンメモリアルなどにコンスタントに出場。判断の良さとしぶとさを武器に第一線で戦い続けており、常にシリーズの中核に位置づけられる存在である。

その最大の特徴はブレないメンタルにあるといってもいいだろう。結果に一喜一憂することなく、常に冷静で自然体。あらゆる事象に柔軟に対応する立ち回りは、2コース3連対率77.7%や6コース2着率29.4%(いずれも2026年1月1日から6月27日までの成績)に表れている。さらに攻撃力はいうまでもない。つまり、コース不問の自在型レーサーである。

戦いの舞台びわこは、2023年12月のW優勝戦を含め通算V6(全国通算はV30)をマークしており、地元のアドバンテージは間違いなくある。
淡水でうねりの出やすい水面を乗りこなすには、的確な状況判断と水面状況の先読みが欠かせない。その点、経験豊富な上に巧みなハンドルワーク、そして機力を引き出す調整力を誇るだけに信頼の的となるだろう。このシリーズの優勝候補筆頭として注目される。


これまでB1からA1を行き来してきたが、2026年は前後期ともにA1級。さらに、2026年後期適用勝率はキャリアハイの6.93をマークしている。「ちょっとしたことで迷子になってしまったり自信をなくすことがあります…」と語っていたのは過去のことだ。

1コース 1着率66.6% 3連対率96.6%
2コース 1着率24.0% 3連対率60.0%
3コース 1着率46.1% 3連対率73.0%
4コース 1着率27.7% 3連対率55.5%
5コース 1着率 0.0% 3連対率35.0%
6コース 1着率 0.0% 3連対率33.3%

上記は今年1月1日から6月27日までの進入コース別成績だが、攻める3コース戦は誰にも負けない。平均コンマ13のスタートから内側艇にプレッシャーをかけることで自ら展開を創り出すのである。センターが利く水面とは好相性。今年2月にびわこで開催された男女混合戦「第6回京都新聞杯」では、2連対率28.7%という低勝率機を仕上げ見事優勝を飾っている。

持ち前の明るさと、妥協を許さないストイックな姿勢、そして思い切りの良さが魅力の小芦るり華。びわこでの歓喜のシーンに期待したくなる。


学生時代サッカーに打ち込み、ストライカーとして活躍したアスリートの持ち味は視野の広さと勝負強さ。その競技力はボートレースの世界でさらに花開いているといっていいだろう。
彼女の走りは「完全なる全方位型」だ。それは今年1月1日から6月27日までの進入コース別成績に表れている。

1コース 1着率72.9% 3連対率97.2%
2コース 1着率42.8% 3連対率76.1%
3コース 1着率29.6% 3連対率70.3%
4コース 1着率20.8% 3連対率62.5%
5コース 1着率12.0% 3連対率32.0%
6コース 1着率15.7% 3連対率42.1%

この数字が示す勝負スタイルが「1コースの全速戦」、「2コースまくり」や「3コース攻め」だ。ファンもその果敢なスタイルに魅了されており、今年5月に丸亀で開催されたレディースオールスターでファン投票1位になったこと、その直後に浜名湖でおこなわれたボートレースオールスターにも選ばれたことがその証左である。なお、SG初出場となったボートレースオールスターでは最終日にSG水神祭を飾っており、自信につながったことだろう。今大会の中軸として期待したい。


ボートレーサー養成所の127期生は、リーグ戦勝率7.12をマークしたばかりか修了記念レースでも優勝。2020年11月、鳴り物入りでプロデビューを果たしている。恐れを知らぬ積極性が裏目に出て、数々の転覆を経験することもあったが、類まれなるターンセンスは本物。レジェンド・今村豊さんをして「将来SG戦線で男子と対等に戦っていける可能性を秘めている」と言わしめている。
SGレースは2025年と2026年のボートレースオールスターに出場しており、2026年大会は予選突破を果たすなど、さらに力をつけている。(準優勝戦は6着)

その特徴は、何と言っても「次元の違うスピードターン」。とくに奇数コースからの思い切った旋回は魅力的だ。一瞬のスキを突いて上位に食い込んでくるスタイルが持ち味だが、単に攻めるだけではない。2コース差しも得意としており、今年1月1日から6月27日までの2コース2着率は50.0%。センター筋に対し壁になりながら的確に差して追走するシーンが数多くみられるようになっている。

これまでの優勝は2024年と2025年の下関オールレディースの2回。びわこが、地元以外で初めて栄冠を勝ち取る舞台となる可能性に期待したい。


小学生の頃から中学時代まで白球を追っていた「野球女子」は、家族の勧めをきっかけにボートレーサーを志した若手有望株である。2021年11月のデビュー以降、身体能力と勝負度胸をいかんなく発揮し、一度も期間勝率を落とすことなく躍進。2026年後期適用成績では、勝率6.27でA1に初昇格している。(内訳=138走/1着率25.3%、2連対率43.4%、3連対率64.4%、平均スタートタイミングコンマ15、スタート順2.7、5優出)

そのレース力は、2コース2連対率52.6%や3コース2着率31.8%、4コース1着率31.2%(いずれも2026年1月1日から6月27日まで成績)に表れている。平均スタートタイミングは1艇身とブレがなく早い。レースに躊躇がなく思い切りがいいのだ。

戦いの舞台びわこは2023年12月のW優勝戦に追加あっ旋され2走したのみだが、未知数であることを不利と考えてはならない。なぜなら、昨年の12月、常滑のW優勝戦で初めて優出を果たしてから経験値を上げ続け、その後16節で9回も予選突破を果たしているからだ。
山田理央の今の勢いはホンモノ。このびわこで初優勝を果たすことは決して夢ではない。期待したい。


ボートレース界に突如現れた「超新星」である。はじけるような笑顔とキュートなルックスは人柄そのまま。屈託のない素直さが魅力だ。今年5月に丸亀で開催されたレディースオールスターはファン投票2位。さらに同月下旬に浜名湖でおこなわれたボートレースオールスターでSG初舞台を踏んでいる。これからどういう道筋を歩んでいくか注目されるヴィーナスである。

2022年11月に鳴門でデビューした131期生は、2025年後期までは4期連続B1としていたが、2026年前期適用勝率を6.25としA2を飛び越えてA1に初昇格。後期はさらに6.46まで勝率を伸ばし連続A1としている。まさに人気・実力ともに兼ね備えた逸材といっていいだろう。

アグレッシブなレースは時に波乱を呼ぶが、安定して強いのが2コース。2026年1月1日から6月27日までの2コース15走のうち、白星は7つ。1着率は46.6%に及んでいる。
ややもすれば、センター・アウトからの攻めをイメージしてしまいがちだが、2コースの自在戦の手堅さは把握しておきたい。

びわこは今年2月の男女混合戦で準優勝戦進出と相性は良好。今年1月の丸亀オールレディース以来2回目の優勝に期待したい。


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