ムービー特集に優勝選手表彰式インタビューVTRを追加しました。

福岡支部の112期生・中川りなの特徴は舟券貢献度の高さにある。過去1年間(2025年2月1日~2026年1月31日)の3連対率は55.9%と、目安となる50%を超えているのだ。以下のデータは大いに参考となるだろう。
1コース 1着率60.3% 2着率15.5% 3着率12.0%
2コース 1着率 4.1% 2着率31.2% 3着率22.9%
3コース 1着率11.7% 2着率41.1% 3着率 9.8%
4コース 1着率 4.5% 2着率15.9% 3着率27.2%
5コース 1着率 7.1% 2着率11.9% 3着率23.8%
6コース 1着率 2.3% 2着率 2.3% 3着率18.6%
以上、1コースの逃げはいうまでもないが、2コース・3コースは対抗一番手に押したいところ。ダッシュ戦の連絡み狙いは必須である。
昨年8月の福岡W優勝戦で3年10カ月ぶりに優勝(1コース逃げ)した中川りなにとって、戦いの舞台びわこは相性のいい水面。過去5年間(2021年2月1日~2026年1月31日)の勝率は6.16にのぼっている。持ち前のレース展開力を披歴し、難水面を乗りこなすシーンに期待したい。

2024年4月1日、多摩川で開催されたG3オールレディースのオープニングセレモニーで静岡支部の伊藤将吉との結婚を電撃発表した深尾巴恵。翌月には群馬支部から静岡支部に移籍している。今期は出走回数の関係(39走)でB2級に甘んじているが、来期適用勝率(2025年11月1日~2026年4月30日)は2月16日時点で4.97。5点台に迫っている。コース別成績は以下のとおりだ。
【2025年11月1日~2026月2月16日】
1コース 1着率66.6% 3連対率77.7 %
2コース 1着率 7.1% 3連対率28.5 %
3コース 1着率15.3% 3連対率61.5 %
4コース 1着率22.2% 3連対率66.6 %
5コース 1着率16.6% 3連対率33.3 %
6コース 1着率 8.3% 3連対率25.0 %
以上、3コースと4コースの成績が光るが、注目したいのが1コース戦。2023年11月に平和島で優勝した際「1号艇で1着を10本並べたい」と報道陣に語ったことがあったが、昨年末からの1号艇での3走はいずれも敗退(3着・4着・6着)。結果を出していない。
過去イン戦で6連勝を飾ったこともあっただけに力はある。センター攻勢とともに注目したい。

2023年9月のプレミアムG1ヤングダービー(下関)以降、長期休みに入った大山千広が2025年9月に復帰(唐津)してから4カ月あまりが経過した。
2019年8月のプレミアムG1レディースチャンピオン(蒲郡)を制した女王の通算優勝回数は19。現在B2級だが、圧倒的なレース力は誰もが認めるところ。復帰後の成績(2025年9月21日~2026年1月30日)は以下のとおりである。
6大会(55走)で1優出(優勝戦6着)。1着9本、2着12本、3着12本、4着6本、5着7本、6着7本、転覆1本、フライング1本となっている。
1着率は16.4%と標準的ながら、3連対率は60.0%をマークしており舟券作戦の強い味方であることに変わりはない。
かつてSGレーサーをしても「大山はモノが違う」と言わしめたターンテクニックは過去のものではない。日々の精進により取り戻しつつあるのが現状。力強さと柔軟性という相容れない要素を融合させ、一体化させてしまうのが大山千広というトップアスリートである。
春の到来を告げる水面を自在に滑走するはず。これを機に、復帰前を超える活躍をみせてほしいと願うファンのエールがびわこにこだまする。

北海道出身の孫崎百世は元プロスキーヤー。その後、ニュージーランドへの留学を経て京都で看護師になっている。救命救急の第一線で、厳しい現実に置かれている命と向き合う仕事だった。
それは「直感に従って選択し歩んできた道」だという。
そんなある日、ボートレースのことを知り「直感」が反応した。26歳の時だった。
ボートレーサー養成所は2度目の受験で合格。119期最年長ということもありジェネレーションギャップに悩んだこともあったというが、難関をクリアしプロデビューしている。
座右の銘は「置かれた場所で咲きなさい」。
北海道生まれの修道女で教育者の渡辺和子さん(故人)の教えだ。
つらいことから逃げたくなるのが人の常。しかし、自分の弱さから逃避せず、粘り強く努力し続けられるアスリートは、咲けない時でも踏ん張って根を張ることで「時が来て花を咲かせられたら…」という。
2016年11月にびわこでデビューし10年目を迎えている孫崎百世のA級初昇格は2024年後期(勝率5.43でA2)。その人柄を知るファンは活躍を願っている。「置かれる場所」は、走りなれた地元水面びわこ。その可憐な花の開花を心待ちにしたい。

三重支部の121期生・山下夏鈴に飛躍の予感が漂う。それは2コース成績の上昇。過去1年間(2025年2月1日~2026年1月31日)の2コース1着率は24.3%と極めて高い上、3連対率は56.7%に達している。女子トップレーサーの傾向そのものである。
そんな山下夏鈴は三重県立名張高等学校の出身。新体操に打ち込んだアスリートは高校時代、インターハイに出場している。
「新体操で身に着けた柔軟性が乗艇姿勢を保つのに役立っていると思います」と率直に語る。経験を生かす発想力の持ち主である。
優勝は2023年5月の唐津オールレディース(5コースまくり)と2024年5月のびわこヴィーナスシリーズ(4コースまくり)。今回参戦するびわこは大得意水面で、過去3年間(2023年2月1日~2026年1月31日)の勝率はなんと6.93と驚異的。内訳は40走して1着16本、2着6本、3着8本、着外9本、フライング1本。1着率は40%もあるのだ。さらに、驚くべきは16勝の内訳。1コース4勝、2コース2本、3コース4勝、4コース2勝、5コース2勝、6コース2勝とコース不問なのである。
B1レーサーだからと侮ってはならない。

2023年5月に尼崎でデビューした田上凜は大阪支部の132期生。デビュー以降、順調に勝率を伸ばし、2026年前期適用勝率は3.27に至っている。2月3日時点で、白星は12、来期適用勝率(2025年11月1日~)は4.72と、初めての4点台どころか5点台まで臨める位置につけている。
和歌山県上富田町の出身で和歌山工業高等専門学校(和歌山高専)在学中にボートレーサーを目指し養成所試験を受けると約28倍の難関をクリアし一発合格。夢の入口に立ったチャレンジャーである。
長所は何にでも一生懸命なところ。勉強にも運動にも前向きで、もともとはプロ野球選手になりたかったという。野球のキャリアは小学1年生から中学までの9年間だが、「打ち込んだ野球がボートレーサーとしてのベース。一瞬の判断や操縦につながっています」と語ったこともある。
持ち味発揮はまだこれからだが、1月23日から28日の間開催された「江戸川・G3 オールレディース江戸川女王決定戦KIRINCUP」では9走し1着2本、2着2本、3着2本と健闘。コース不問で戦えるところを示している。
あとは安定したスタート力さえ身につけられれば一気に飛躍するに違いない。




