展望「高木記者×なべチャンネル」

カラツ攻略大作戦! 強敵(カイブツ)だらけの地区選もウチらに任せんしゃい/高木記者×なべチャンネル ボートレースからつ「GI第72回九州地区選手権」 大展望

 GI「第72回九州地区選手権」が1月30日から6日間にわたりボートレースからつで開催される。九州地区5場による持ち回りで開催される九州決戦、今年はからつで熱戦が繰り広げられる。オールA1級で覇を競う特別戦は、峰竜太、末永和也、定松勇樹ら黄金期を迎えた佐賀支部、SGチャンプの仲間入りをした西山貴浩ら総勢33人参戦の福岡支部、GP出場の原田幸哉が率いる長崎支部の合計51人のレーサーで覇を競う。九州地区の豪華メンバーによる決戦を前に、ボートレースからつを担当するスポーツ報知の高木記者と、直前予想「ズバッと!!なべチャンネル」でおなじみの渡辺裕介氏、同番組のMC牧原真由さんがシリーズの行方を占う座談会を行った。

牧原さん 高木記者 なべちゃん

からつLOVEの3人がシリーズの行方を徹底討論した(左から)牧原さん、
高木記者、なべちゃん(@ボートレースからつ1F)

黄金期迎えた佐賀支部はじめ強敵(カイブツ)だらけの好メンバー

まずは九州地区選手権のメンバーを見ての感想は

なべちゃん「福岡支部は33人と多い。ただ、層の厚さは佐賀支部も全く負けていない。メンバーを見たらすごい。濃いし強い。長崎は人数こそ少ないですが、好メンバーの地区選です」

牧原「佐賀支部は本当に豪華。みんな強いし黄金期を迎えています」

高木「川野芽唯選手、小野生奈選手、渡邉優美選手は大村クイーンズクライマックスに出場した実力者。トップルーキーを務める米丸乃絵選手も控える女子にも注目の6日間」

牧原「末永和也選手、常住蓮選手と、若手がちょこちょこドリームメンバーに入ってきています」

なべちゃん「仲谷颯仁選手と塩田北斗選手もドリーム入りで世代交代してきてますね。若手が一気に台頭してきたから、ガラッと顔ぶれが変わってきた」

末永和也選手

若きダービー王・末永が地元GⅠV2へ

上野真之介選手

師匠の上野は地元水面で好走続ける

末永和也選手

末永を筆頭に九州地区は若手の台頭著しい

上野真之介と末永和也の師弟コンビに期待 峰竜太の悲願達成成るか

それでは、みなさんのイチオシ選手を挙げてください

なべちゃん「私は一気に2人挙げます。上野真之介選手、そして弟子の末永選手。師弟で期待したい。2人とも地元で強い。上野選手は3連覇がありますし、準優でアクシデントはありましたが正月レースは予選トップ通過。モーターも出していました。その正月戦では末永選手が優勝。一昨年のウエスタンヤングから9節連続優出で71周年を含めて5優勝。異次元の相性の良さ。お盆は6コース、正月戦は3コース。最後に神様がほほ笑む。ドリームは6着なんですけどね(笑)。抽選運も比較的良くて、良機を引いて最後はモーターを出す。周年は王道優勝。これだけ相性がいい選手はいないのでは。SGダービーを制覇してますし優勝候補筆頭です。師弟で大注目」

牧原「同じ女性という意味でも地元の小芦るり華選手に頑張ってもらいたい。なべチャンネルのファンミーティングに2度ゲスト出演してくれました。地区選は初めてですかね。A1でこの位置に来て、メンタル的にもいつも安定している。イン戦も結構信頼度が高いし、まくり差しもうまい。強豪相手で、どこまで通用するか分からない部分はありますが、やってくれると思っています」

高木「今度こその峰竜太選手に期待する。なかなか地元GⅠタイトルに手が届かないけど、正月戦は相変わらず調整力のうまさを発揮。何より今年は唐津観光大使の大役を担う。ボートレースに観光大使と二刀流で華々しく活躍してもらいたい。ボートレース界のエンターテイナー西山貴浩選手とのドリーム1stインタビューの掛け合いも楽しみ」

峰竜太選手

唐津観光大使の大役を担う峰

西山貴浩選手

当地GI優勝歴もある西山

小芦るり華選手

なべチャンネルのファンミーティングにも出演した小芦

ベテラン・深川真二と期待の若手・常住蓮が躍動

イチオシに続き期待する選手は

なべちゃん「深川真二選手。若手の台頭が著しいですが『おい、ちょっと待てよ。俺を忘れるなよ』と。個性派として躍動してほしいですが、待機行動時間が10秒短縮(12月14日から)されたのは、前付けに動く深川選手にとってはプラス材料になるのではないでしょうか」

牧原「男子の推しは常住選手。最近の調子はすごい。最多勝利のタイトルはもう少しで手が届きそうで惜しかった。昨年の1着数は110回で優勝は7回。十分GⅠで通用する技量がある。優勝してもおかしくない。師匠の山田康二選手と一緒に出場を決めた、初SGのクラシックに弾みをつけてもらいたい」

深川真二選手

深川は待機行動時間短縮がプラスに働くか

常住蓮選手

SGデビューを控える常住

昨年ブレイクの塩田北斗やクラシック出場狙う定松勇樹に爆発力

他で注目は

なべちゃん「福岡支部の中では、ドリーム2ndに出る塩田北斗選手が昨年ブレイクした一人と言ってもいい。SG若松クラシックで優出して準優勝。SGに5回出場して、大きな舞台を踏んで着実に力をつけている。からつは完全優勝(2018年)もあります」

牧原「定松選手も目が離せません。昨年はFを2本切って本調子ではなかったですが、芦屋73周年でGⅠ初制覇を達成して今年は幸先いい滑り出し。来年地元で開催されるSGクラシック出場の権利取りに成功しましたが、今年のクラシックの権利は持っていません。ラストチャンスですし、伸びを付けたレースもできるので爆発力に期待します」

塩田北斗選手

昨年SG5回出場と力をつけた塩田

定松勇樹選手

今年最初のG1ウィナーになった定松

GPシリーズ優出の新開航 穴党へお薦めは永田啓二

なべちゃん「新開航選手は昨年のグランプリシリーズ(住之江)でSG初優出。自信になったはず。からつのウエスタンヤングは、初めてチルト3度にして優勝。ひょうひょうとしている印象ですが、勝負強さも持ち合わせている。一昨年のからつのウエスタンの後に桐生のGⅠ(周年)を勝ったし、波に乗れば固め打ちができるので、福岡の若手の中では大注目」

牧原「穴っぽいところでは永田啓二選手を挙げます。からつは3節連続優出中で、通算では優勝2回と相性はいい。一般戦での活躍が目立ちますが、イメージいい水面で活躍して高配当を出すのではないでしょうか」

新開航選手

昨年のウエスタンヤングで優勝した新開

永田啓二選手

からつ3節連続優出中の永田

篠崎ブラザーズも存在感示す

高木「篠崎ブラザーズも存在感は示しそう。実力申し分ない兄弟が、何と2人ともクラシックの権利を持っていない。兄(元志)は福岡の正月戦を優勝して2026年は幸先いい滑り出し。弟(仁志)とワンツーゴールだったが、地区選でも兄弟で大暴れしないかと」

篠崎元志選手

福岡の正月戦を優勝した篠崎元志

篠崎仁志選手

クラシック権利獲得を目指す篠崎仁志

GP出場の原田幸哉、水面相性抜群の赤坂俊輔ら少数精鋭の長崎支部

4人参戦の長崎支部

なべちゃん「下條雄太郎選手はSG常連でもおかしくないスピードで上位着を取ってくる。鍛え上げられた筋肉がスピードの原動力になっている。“筋肉ターン”でお願いしたい」

高木「長崎支部エースの原田幸哉選手は50歳にしてグランプリ入り。11月の浜名湖周年はまくり勝ちと、ダッシュ力は相変わらず。赤坂俊輔選手は『地元と思っています』と語るように、GⅠを初めて勝ったのは2010年の当地開催の地区選手権。思い入れも強く通算では5Vでドル箱水面。石橋道友選手は一般戦が主戦でも、攻め幅の広さは魅力」

原田幸哉選手

ダッシュ力健在の原田

赤坂俊輔選手

からつはドル箱水面の赤坂

トップルーキー・米丸乃絵ら女子も注目選手ばかり

侮れない女子レーサー

牧原「米丸選手は最若手。まだ優勝はありませんが昨年は優勝戦の1号艇は福岡(オールレディース)、尼崎(オールレディース)、芦屋(男女W優勝戦)で3度ありました。いずれも勝てずイン戦はトラウマになりそうですが、スピードがあるので強豪を相手にブンブン握って回って頑張ってもらいたい。128期で一緒にボートレーサー養成所の試験を受けたこともあって、お互い試験を頑張った“戦友”として応援します」

高木「大村クイーンズクライマックス組の川野選手、小野選手、渡邉選手は男子顔負けのターンをする。小野選手は1月上旬の当地オールレディースで優出。あまりモーターは出ていなかったけど、さすがの旋回力だった。キャビテーションプレートが少し大きくなった現行モーターを一度走ったアドバンテージは大きいはず」

なべちゃん「3人ともずっと強い。渡邉選手は女子戦だけじゃなく、男子相手のレースで強いイメージがありますね」

米丸乃絵選手

全速旋回が魅力の米丸

小野生奈選手

現行モーターを経験している小野

地元水面でミヤチマニアを熱くする

地元で忘れてならない宮地元輝

なべちゃん「僕が大好きなレーサー。ラブなんですけど(笑)。独特な戦法をもっている。6号艇だった正月戦の優勝戦はチルト3度。常に勝つために何かをやってきます」

牧原「峰選手と宮地選手は対照的。峰選手は派手なイメージで、宮地選手は多くを語らず黙々と熱いレースを展開するタイプ」

宮地元輝選手

地元GI初制覇を目指す宮地

27・15・47号機などがエース機候補

エース機選定中の中で注目モーター

なべちゃん「まだ飛び抜けたモーターは出てきていませんが、エース機にならないかと密かに期待するのはバランスがいい27号機。初下ろしのルーキーシリーズは上田健太選手が使用してレース足が力強かった。その後も安定した動きで誰が乗っても良さそうな感じがします。15号も注目機。9月に優勝した海野康志郎選手は『SSのエース機』と言っていました。仮競技部棟に変わり12月に走った北川潤二選手はボートを気にしていましたが、それでも足は良さそうでした。正月戦は末永選手が整備もして仕上げて優勝。『モーターがいい』と語っていました」

高木「47号機は伸びが来やすい。入海馨選手と松井賢治選手が優出。2人ともトップ級で、オールレディースは宮城那菜選手が出ていく足色。デビュー後の初1着が狙えるほどだった。14号機も底力十分。10月に使用した荒牧凪沙選手が伸びを一段階引き上げると、その後も上位級で安定している」

バランスいい27号機

バランスいい27号機

海野康志郎イチ推しの15号機

海野康志郎イチ推しの15号機

伸びがいい47号機

伸びがいい47号機

遠藤エミお墨付きの28号機や野田なづき快速仕立ての42号機も注目

なべちゃん「28号機は正月戦で乗った上野選手が『モーター自体がめっちゃいい』と語り、伸びに寄せればしっかり直線が来ていた。オールレディースで優勝した遠藤エミ選手も全部の足に納得で、不良航法の減点がありながらも貫禄V。4日目と優勝戦で現行モーター最速の1分45秒8(1月9日現在)をマークしました。4号機は安東幸治選手、上野選手、原田才一郎選手、常住選手が使用して4人とも優出。乗り手もいいですがパワーを感じます。40号機も何か力を秘めている感じがしてならない」

高木「野田なづき選手が師匠の峰選手と同じプロペラの形にして、オールレディースで抜群のレース足を誇った42号機も気になる1基」

遠藤エミ選手と28号機

遠藤エミが優勝した28号機

スバなべLive配信「勝ちたい」 入り待ちインタビューも要チェック!

最後に一言

なべちゃん「ズバッと!!なべチャンネルYouTube Liveでは2月3日と4日に、ボートレース若松YouTubeでおなじみの竹下Dさんと森きらりさん、加えて九州でおなじみのいっちゃく先生がゲスト出演します。竹下Dさんに負けないように予想を頑張りますが、毎回負けている。今回こそは勝ちたい。森さんも予想されますが、地元です。負けません。大会期間中は水面で展開されるレースとともにYouTube Liveもぜひ視聴してください」

牧原「私は選手がレース場に入る時の『前検入りインタビュー』を務めます。ファンの方も楽しみにしているようですし、選手の熱い意気込みや普段みられない一コマが撮れるように頑張ります」

高木「新聞(スポーツ報知西部版)は連日大きなスペースを使って予想をお届けします。X(@shochi_br)でもピットからさまざまな情報を発信しますよ。みんなで第72回九州地区選手権を盛り上げましょう」

仮競技部棟移転後のピット

仮競技部棟移転後のピット

プロフィール

渡辺裕介

身長およそ190センチの大男。幼い頃からボートレースに慣れ親しむ。2016年10月からボートレースからつの直前予想「ズバッと!!なべチャンネル」で解説を担当。

牧原真由

2017年8月に若松でJLCリポーターデビュー。20年4月からボートレースからつの直前予想「ズバッと!!なべチャンネル」のMCを務める。ボートレーサーに憧れボートレーサー養成所の試験を受けた経験あり。

高木拓也

ボートレーサーに憧れ72期選手養成員として山梨県の本栖研修所に入所。選手の道は絶たれたが、ボートレースの知識が生かせるスポーツ紙記者の道へ。記者歴は31年で、からつ担当は計22年。