レース展望

賞金ランク上位勢が集結!激戦必至の秋の博多決戦!

 ボートレース福岡で11月25日~30日まで「SG第28回チャレンジカップ」が開催される。賞金ランキング上位の34人が参戦。秋の博多で激戦を繰り広げる。今節最終日の11月30日がグランプリ選考期間の最終日。年末の夢舞台に立つ18人はどんな顔ぶれとなるのか。

 地元の福岡支部からは西山貴浩瓜生正義仲谷颯仁篠崎元志塩田北斗の5人が出場権を獲得した。11月9日時点の賞金ランキングでは西山が7位、瓜生が17位、仲谷が24位、篠崎が25位、塩田が35位だ。

 西山貴浩は7月の徳山オーシャンカップでSG初Vを飾ったことで早々と2年連続4回目のグランプリ出場へ当確ランプが点灯。現在はグランプリでトライアル2ndから出場できる賞金ランキング6位以内を狙っている状況だ。福岡チャレンジカップで結果を残してグランプリへ弾みをつけたいところ。地元SG初制覇をめざす。

 瓜生正義はグランプリ出場ボーダー付近におり、福岡チャレンジカップは緊張感高い戦いになりそう。福岡で記念レース通算14優出7Vという圧倒的な実績を誇り、昨年12月の福岡周年で優勝したばかりでもある瓜生が、2年連続18回目のグランプリ出場に向けてどんな勝負駆けを見せるのか目が離せない。

 仲谷颯仁は8月の若松ボートレースメモリアルでSG初優出を飾るなど近況好調。福岡では10月の一般戦でオール3連対Vを飾ったばかりだけに、チャレンジカップに向けて準備万端だろう。グランプリ初出場を狙う。

 篠崎元志は10月の多摩川周年で優出5着に入り、11月の下関MB大賞では予選3位に入るなど近況リズム上昇ムード。9年ぶり5回目のグランプリ出場へチャンス十分だろう。

 塩田北斗は10月の津ボートレースダービーで準優3着・選抜戦1着の活躍を見せ、勝負駆けに成功してチャレンジカップ初出場の切符を獲得した。福岡のSGを走るのは今回が初めて。グランプリ初出場をめざして思う存分チャレンジしたい。

 遠征勢ではまず末永和也(佐賀)に注目だ。10月の津ボートレースダービーでSG初優出初V。賞金ランキング4位に浮上し、グランプリ初出場に当確ランプを灯(とも)した。福岡チャレンジカップはSG連続Vをめざす戦いだ。福岡では2023年ルーキーシリーズで優勝するなど当地2節連続V中なだけに期待十分だろう。

 近況の勢いなら茅原悠紀(岡山)だ。9月の平和島周年で優勝、10月の津ボートレースダービーで優出2着、11月の浜名湖周年で優出3着と強さ際立つ近況。賞金ランキング2位まで上がってきた。福岡では今年4月の周年記念で優出2着に入るなど当地記念5優出と実績豊富。チャレンジカップで福岡記念初Vを狙う。

 馬場貴也(滋賀)は2023年に福岡でのボートレースメモリアルで優勝。今節は福岡SG連続Vがかかる。チャレンジカップは2018年芦屋でSG初Vを飾っている大会。7年ぶりのタイトル奪還をめざす。

 グランプリへの勝負駆けで注目を集めるのは毒島誠(群馬)だろう。前期F2の影響で賞金ランキング34位という苦しい位置におり、福岡チャレンジカップで一発逆転を狙う展開になりそうだ。チャレンジカップは2017年下関大会と2020年蒲郡大会で優勝歴。グランプリ連覇へ望みをつなぐ走りを見せるのか。

 その他にもチャレンジカップ優勝歴を持つ原田幸哉(長崎)、森高一真(香川)、深谷知博(静岡)、片岡雅裕(香川)や、選出順位1位でドリーム戦1号艇に乗る池田浩二(愛知)、一昨年のチャレンジカップで優出2着の峰竜太(佐賀)、SG2節連続優出中の新田雄史(三重)、10月の津ボートレースダービーで優出3着の桐生順平(埼玉)、今年4月の福岡周年で優勝した石渡鉄兵(東京)、まくり速攻に期待の菅章哉(徳島)、2022年に福岡周年で優勝している宮地元輝(福岡)など好メンバーが登場。V争いは大混戦となりそうだ。

 なお「G2第12回レディースチャレンジカップ」も同時開催。女子賞金ランキング上位の21人が参戦する。レディースチャレンジカップ優勝4回を誇る遠藤エミ(滋賀)や、8月の浜名湖レディースチャンピオンでG1初Vを飾った鎌倉涼(大阪)、5月の常滑レディースオールスターで優勝した浜田亜理沙(埼玉)、2月の浜名湖スピードクイーンメモリアルを制した平高奈菜(香川)、レディースチャレンジカップ連覇を狙う三浦永理(静岡)、地元Vをめざす川野芽唯(福岡)、小野生奈(福岡)、渡邉優美(福岡)など女子トップレーサーが集結だ。

(データはすべて2025年11月9日現在。カッコ内の表記は支部)

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